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桜島フェリーや垂水フェリーは乗ったことがあるけど、”フェリーなんきゅう”ってどうなんだろう?と気になっていませんか。
私が単身赴任先の鹿屋から自宅の鹿児島への帰路に、「フェリーなんきゅう」を体験してみましたのでご紹介します。
私も最初は躊躇していましたが、記事を読めば私が実際に乗船して分かった料金、混雑時期、乗船のお作法などに役立つ情報がわかります。
結論は、桜島や垂水フェリーほど本数の利便性はないが、観光気分は満点で料金も納得。乗船できる台数は少ないが予約もできる。時間に余裕があり観光重視の方におすすめです。
その他、鹿児島~大隅半島への他の移動方法は、以前記事にした、鹿児島市街地から鹿屋市(大隅)への移動3選を参考にしてください。
フェリーなんきゅうの概要
「フェリーなんきゅう」は、鹿児島県の根占(ねじめ)港と山川(やまがわ)港を結ぶ航路です。
地域住民や観光客にとって便利な交通手段として利用されており、自動車やバイク、自転車などの輸送も可能です。
また、フェリーには休憩スペースやトイレなども完備されており、快適な船旅を楽しむことができます。
この記事は、私の体験をもとに記事にしていますが、詳しい運航本数や所要時間、運賃については、運航会社の公式ウエッブサイトや問い合わせ窓口で最新情報を確認してください。
運賃は、乗車する車両や人数によって異なります。また、運航状況は天候や季節よって変動することがあるため、事前に確認することをお勧めします。
鹿屋方面から根占港フェリーターミナルへの行き方
国道269号線を鹿屋方面から大隅半島を南に下り、錦江町の街中を通り過ぎると、*雄川にさしかかる交差点があります。(交差点の右側にローソンがあります)
*雄川
”西郷どん”のオープニング映像で有名になったエメラルドグリーンに輝く神秘的な”雄川の滝”が上流にあります。
269号線が川沿いに左に曲がるその交差点を直進、橋を渡って”すぐ右”に根占のフェリーターミナルがあります。
鹿屋市内から25kmで所要時間は約40分(鹿屋市内からだと、錦江町内で10数分程度の渋滞もあるのでその分余裕をみた方がいいでしょう)
車の誘導と料金案内
ターミナル駐車場に入ると直ぐに誘導員の方が駐車位置を案内してくれて、手書きのメモを渡してくれます。(メモには既に車の全長が記載されているようです)
車を停車させてグローブボックスから車検証を出す準備をして誘導員の方に「車検証が必要ですよね?」と尋ねると「いりませんよ」とのこと・・・!?
半信半疑で建物内にある窓口に行き”感じのいい”受付の方にメモを渡すと「お一人ですね、お車は”4m未満”ですから2,900円です」・・・!?
”感じのいい”受付の方に「車検証いらないんですか?」と尋ねると「誘導員の方は車種毎に全長を把握しているみたいですよ」とのこと(*_*)
Q&Aその1(窓口にて)
フェリーの乗船台数
普通車で約18台(観光バスなどの大型車が入る時は乗船可能台数が減る)
(根占港11時発、乗車台数は5m未満の普通車12台(見た目の残りスペース普通車4台))
満車で乗れない可能性
平日であれば満車になる可能性は低い(連休以外の土日祝も満車の可能性は低いと思われるが、事前に電話で確認した方が〇) 0994-24-2531 08:00 ~ 17:00
年末、年始は満車になる可能性が高いので注意!
混雑の時間帯
山川→根占は”午前”、根占→山川は”午後”に混む傾向がある
予約
乗船前日までの予約は可能(予約は5台まで、それ以上は当日先着順)
フェリーターミナル(料金所/待合所)
ターミナル内は程よく空調が効いてTVもあります。
Q&Aその2(誘導員さんの目利きに驚き)
根占のフェリーターミナルで一番関心したことといえば、車両誘導員の方のお話でした。
冒頭にも書きましたが、自動車全長の”目利き”について、、
サングラス🕶とマスクの影響で、最初は声をかけるのに勇気がいるような風貌でしたが、勇気をもって話しかけてみました(笑)
声をかけてみると気さくな方で、色々な話を聞くことができました。(「写真撮らせていただいてもいいですか?」と尋ねると、即答OKで「サングラス外した方がいい?」とまで言ってください、こちらが戸惑うほど快諾いただきました(;^_^A)
まず、気になる自動車全長の目利きについて質問すると「国産車は殆どわかる」とのこでした。
例えばアクアの何年式は4m未満だがそれ以降は4m以上になった、とか、ワンボックスカーも見た目は長く見えるけど殆どが5m未満だとか。。
判断に困るのは、外車とキャンピングカーで、流石に分からないときは車検証を見せてもらうとのこと。
また、分からない時は車検証を見せてもらって、実測ではなく車検証優先で料金を決めているとのこと。。
全体的に利用者目線の優しい対応が感じられました。(過去に鹿児島ではありませんが、”ぶっきらぼう”で”叱りつけるような”誘導をするフェリーもありましたからネ・・(;^_^A)
☆そういえば、、桜島フェリーも垂水フェリーも料金所の係員さんは、同様の目利きができるプロなのかしら🤔⁉️
誘導員さんにお聞きした内容のまとめ
乗船可能時間(出航何分前まで乗船OKなのか?)
・出航ギリギリまで(フェリーの乗船ゲートが上がるまで待ってくれる)
・可能な限り乗船できるように誘導
車の全長判断
・誘導員さんの目利きで判断
・一部車検証で判断(外車、キャンピングカーなど)
・車検証優先で実測したことは無い
所要時間(根占港~山川港)
・50分(桜島フェリー15分、垂水フェリー45分)
今回は42分だったが、錦江湾に出入りする船を優先しフェリーの速度を調整するとのこと。
乗船時の注意点
桜島フェリーや垂水フェリーに比べたら、普通車10数台と小型の部類、乗車甲板も狭く甲板床面に高さ5~10cmの”荷締めフック”が飛び出しているので、扁平率の低いタイヤ(薄いタイヤ)はホイールのガリ傷に注意!!
*船内の誘導に従って乗車レーンに向かってハンドルを切る時に特に注意!
フェリーから観る大パノラマ
根占港を出発すると、前方には薩摩富士の異名を持つ「開聞岳」、右手前方にはリゾート地「指宿」(いぶすき)のホテル群、右手錦江湾の奥には「桜島」、後方には大隅半島の山々、左手には「佐多岬」とその先に広がる東シナ海の大海原・・・
ぐるっと一面が大パノラマで、皆さんにも是非体験して欲しい一時でした。
注意点としては、船が小さいことや外洋に近いので、船の揺れは大きめです。
客室は2部屋で乗客定員95名で、空調とテレビがあり快適でした。(詳しくは”フェリーなんきゅう”さんのホームページを参照願います)
フェリーの待ち時間と山川到着後のお楽しみ情報
待ち時間のお楽しみ
根占のフェリーターミナルの近くでは沢山の釣り人を見かけ、漁港やその周りの岸壁から気軽に釣りが楽しめます。
私の後方車両の方も着いてすぐに竿を持ち出し出航までの時間釣りを楽しんでおられました。
山川到着後のお楽しみ
山川といえば枕崎同様に「鰹」が有名、フェリーを降りてすぐにある”道の駅 山川港 活お海道(いおかいどう)”
鰹等の新鮮な魚介類が美味しくいただけます。(私、2回目の訪問)
大半のお客さんが、山川刺身定食か海鮮丼を注文されていました。
*12時には満席
山川といえば「鰹のたたき」目当てに出掛けることもあるくらいで前回ここに来た時も「鰹のたたき定食」を食べましたが、今回は前から気になっていた「温たまらん丼」を注文。
鰹と並んで有名な「砂むし温泉」をご当地グルメとして作った創作料理だそうです。
ご飯の上に「鰹生節」を沢山乗せて「砂むし温泉たまご」を合わせた丼、甘めの生節がボリューム満点で美味しくいただきました。
以上、”九州最南端の海峡横断フェリーに乗ってみた”情報でした。
少しでもお役に立てれば幸いです。